投資信託のメリット
投資信託のメリットはなんでしょうか?それは小額の資金で分散投資が可能になることや、投資のプロである専門家に資産運用をまかせることができるということです。
現代ポートフォリオ理論によると、多くの値動きの異なる資産に投資すれば、リスクが小さくなるということになっています。これが分散投資です。
銘柄数でいえば、20銘柄くらいに投資することにより、この分散投資の効果が得られます。資産クラスでいうなら、日本株だけでなく外国株や債券にも投資しようということになります。
基本的には値動きの異なる資産、つまり相関が低い資産を複数組み合わせることが重要になります。資産には、大きく分けると国内・外国株式、国内・外国債券、国内・外国不動産、商品(コモディティ)などがあります。
これらに分散投資することでリスク低減効果が得られるのです。しかし、海外の資産への投資はそう簡単ではないし、手数料なども高くなります。
投資信託は1万円から始めることができ、これらの分散投資をするバランスファンドというものもあります。もちろん、海外の資産ではなく国内株式だけで分散投資するものもあります。
というわけで、個人投資家が小額から分散投資を始めるのに適した商品ということができるのです。
さらに、その道のプロである資産運用の専門家が運用をおこなうので、投資家は投資信託を選ぶ以外にすることはほとんどありません。毎月積立をおこなうくらいです。
このように、投資信託には小額から分散投資が行える、プロが運用してくれるというメリットがあることがわかっていただけたと思います。