特定口座と一般口座

投資信託のイロハでは、投信(ファンド)の基礎知識について、ほんとうに初歩の初歩の部分を解説しています。特定口座と一般口座などの証券口座の知識もちょっとあります。

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特定口座と一般口座

証券口座には基本的に特定口座と一般口座があります。証券会社に口座をつくる際にどちらか選ぶことになっていて、迷う人が多いようです。

たしかに、なんの知識もないのにいきなり、特定と一般どっちにするのかと聞かれても返答に困るというものです。この2つの口座にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

まず、2つの口座の違いは、税金を支払う際の作業の煩雑さと特典の適用条件という点があります。

一般口座は1年間の売買記録を自分で整理し、それぞれの取引における利益と損失を計算し、それを合算して利益が出ていれば税金を納める必要があり、損失が出ている場合は繰り越す必要があります(厳密には後者は必要ではありませんが、するとお得になります)。

特定口座は証券会社が計算をしてそれを証明する年間取引報告書というものを作成してくれるので、投資家側の手間はあまりかかりません。基本的に特定口座を選ぶのがいいでしょう。

特定口座には源泉徴収アリと源泉徴収ナシの2つがあり、これも選ばなければいけません。源泉アリは税金を証券会社が収めてくれるもの、源泉ナシは自分で確定申告して税金を納めるというものです。

基本的に、主婦や学生など扶養対象になっている場合は源泉アリにしましょう。間違って(?)大きく儲けが出た場合に旦那さん(お父さん)の扶養家族からはずれてしまい、家族全体の税金が大きくかかってしまう可能性があります。

同じく、個人事業主(自営業)の場合も源泉アリがいいでしょう。個人事業主は国民健康保険に加入することになりますが、儲けによっては源泉ナシだとこの金額が跳ね上がります。気をつけましょう。

サラリーマンは、長期保有の場合は源泉アリでいいでしょう。源泉アリは儲けが出た取引ごとに税金が引かれるため、短期売買を繰り返す場合は資金効率が悪くなるので、源泉ナシという選択肢もありです。

こう考えると、ほとんど場合は特定口座の源泉アリでいいということになります。ただ、配当所得控除や住宅ローン控除などを受ける場合は源泉アリでも確定申告が必要なので覚えておきましょう。

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